2019-11-04 手のほくろの昔話 次女 長女 長女が次女にまつわる昔話を。ぼくらは忘れていた。 次女がまだ年少のとき。家の階段で転んで泣いた。手をついて打ったのもいたかったようだ。 「ほくろ、とれちゃった」と泣いている。 次女の手のひらの手首の近くには小さなほくろがあった。 みんなで近寄って、手のひらを見たらない。衝撃で皮が向けたか。 「大丈夫でしょ」とぼく。 「もう一つの手をみせて」と長女。 次女がもう一つの手を見る。 「あった」 みんなで笑ったという話。