寄席

近所の大学で学園祭があって、落語寄席があったので息子と行く。大阪の二人旅行でなんばグランド花月にいって、ゲラゲラ笑っていたから、たぶん好きだろうと思って誘った。天気もいいので自転車でツーリング。

会場は30名ほど。息子は一番前に座る。落語は古典落語の「転失気」など。ゲラゲラ笑っている。子どもは息子以外いない。

マジシャンからちょうど良かったのだろう、立たされて名前を聞かれ、トランプやロープを使ったもので助手のように使ってくれる。トランプの枚数を数えたり、ロープに「ちぎれろ」と叫んだり。会場からも拍手をもらっていた。

寄席は息子と共通で楽しめることの一つなのかもしれない。会場は高齢者がやはり多かった。無料でこれは贅沢だ。ぼくも毎年の楽しみにしながら、歳を重ねてゆくのかもしれない。帰りの自転車を漕ぐ姿をみながら、ずいぶん大きくなったものだと改めて実感した。少年である。