パプリカ

朝学校に出かけるためにランドセルを背負いながら、息子は何度も長女と次女のために聴かされた『パプリカ』を口ずさむ。

「手にいっぱいの花を抱えて 花粉症〜」

替え歌であった。オリジナルらしい。

妻もぼくも思わず吹き出す。それがうれしかったらしくご機嫌で家を出ていった。

思い出し笑いをするくらい笑わせられたのははじめてだ。