カモの友情

家族で泊まりで遊びにいくので、メルを保育園に預けさせてもらった。保育園にはピコちゃんという姉貴分のカモがいる。前も離れるときはそれはそれは寂しそうな声でお互い鳴きあっねいた。カモは群れで行動する動物。そこには絆が生まれていたのだろう。家族で感動した。

朝保育園について、ピコのケージにメルを話すと、すぐさまくちばしで相手の顔をつつきあって、まるで再会の熱いハグをみているようだった。その勢いで、ピコはメルの毛づくろいもしていた。明らかに、喜んでいる。

人間もおばちゃんが久しぶりに会うと、1メートルくらいの距離でキャーって手を振りあうのをよく見る、あのカモ版。もっとスキンシップが激しい。微笑ましいそんな光景を息子と長女と見てドライブに出発。「カモは賢いですよ」という先生の言葉を思い出す。

帰ってきて、先生にお礼を言いながらメルを回収。「ピコもメルがいるとぜんぜんケージに帰ってこなくて、強気になって二人で遠くまで散歩にずっと行っていた」らしい。カモにも確実に友情はあるようだ。