「ねぇ、見て」とお茶の間の大きな窓を見上げながら、指差す次女。

「雲が、きれい」

秋らしい綿がちぎれて浮いたようなウロコ雲が青空とともに見えていた。

大きな窓は、子どもたちに空の思い出を作ってくれる。そして感動したら、それを共有できること、お茶の間に一緒にいること。窓があって、一緒にいる時間が家にあるとよい。