おめでとう

快晴で、久しぶりに次女を保育園に送ることができた。

途中で花をみつけて摘んだり、ゆっくり話ができたり。やはり歩いて登園はいいものだ。

玄関の土間でぼくを待っている間、家の中に迷い込んだダンゴムシをみつけて、玄関ドアを開けて出してあげたそうだ。

「おうちに帰りたいってなっていたのかもね、喜んでるよ」と褒める。

「習い事とかしてるのかな」

 

「虫って、大きなもの、小さなものとかあるの、なんで?」と質問される。

「食べるもの、住むおうち、周りにいる食べられる敵とか、いろいろ虫によって違うからなんじゃないかな。バッタの足はなんで長いのかな?」

「逃げるため」

「そうかもしれないね」

ダンゴムシは飛ばないで、石の下とかにお家があるでしょう」

「保育園でもそうだったね。コンクリの下でしょ」

 

長い階段を登る途中、足元にアリをみつける。

「同じアリでも、大きなアリ、小さなアリも、いるよね。たくさん食べるアリはデブッチョちゃんだったり、食べなかったらガリガリちゃんだったり。赤ちゃんのときはみんな小さいね」とぼく。

ガリガリは、君ね。ガリガリ君

アイス思い出したか。

 

階段も手をつないで難なく登る。一番上につくと風が吹いていて、「きもちいい」後ろの崖の端っこに駆け寄って景色をしばらく眺めている。

ついこないだまでは、ここに長女がいた。今は一人。次女にしたら相方がいなくなって寂しいのかもしれないな。でも本人はもう慣れてそういう素振りはみせない。

 

保育園につくと、最近できるようになったといっていた逆上がりを見せてくれる。蹴り上げる力ではなく、腕で全身を持ち上げるのは長女と一緒だ。身体が軽いからできる技。おめでたい。それにしても、我が子たちは足が細くスッとしている。

 

学童の先生が保育園に手伝いにきていた。上の二人を見てくれていて、最近この次女もお世話になりはじめた。「かわいいね」とすれ違いざま声をかけてくれる。