母の日の手紙

母の日だからそれぞれのわが子に手紙を書くようお願い。「ありがとう」と思うことを列挙させてみたら、ご飯つくってくれたり、掃除してくれたり、洗濯してくれたり。

妻が「なんか、もっとないの。それ、家政婦さんもできること」と不満げなので、手紙を書いている息子と長女にぼくが「もっと、そもそもがあるやろ。11年前と、7年前とか。ママしか、できないこと。」とヒントを出してみたら、ふたりとも「うーん」と考え込んでしまった。

洗面所にいた次女が、「産んでくれてありがとうだ!」と真っ先にひらめいた。日頃からおもうけど、この子は勘が鋭い。長女はそれを思いつかなかったこと、先に言われたことが悔しかったのか涙ぐむ。ママへの思いがあるだけに悲しかったのだろう。

息子は妻から「大好きだよ」と「これまでの思い出」を書き足せと言われて、書いていた。「これまでの思い出」は10分くらい考え込んでいた。こないだ二人でステーキを食べにいったことと、かつてハワイにいったことを挙げていた。