カーネーションと餃子

今日は母の日であり、餃子の日らしい。ここ数日快晴が続いていて、実に清々しい。

長女と妻で夕飯の支度。ぎょうざをコネコネ、せっせとつくっている。次女は下の階でクレヨンしんちゃんに夢中。

「わたし、お料理たのしい。パパ、今日はやらないの?今度パパがお料理するときも、わたし手伝ってあげるね。」

食事のとき、長女が作ってくれたと褒めすぎると、次女が拗ねるから、次女の前ではあまり褒めないでおこうと口裏合わせをしていたら、なにか空気を察したのかタイミングよく、キッチンに上がってきた。

次女にも「作る?」と声をかけるとうなずく。次女がたどたどしく餃子の皮を手のひらにのせて作っている様子を長女がカメラで撮る。無事、これで二人で作ったことになる。

長男は今日、公文の一つの大きな区切りのテストを駅前のビルまで受けにいった。

付き添いで妻がいったので、ぼくはその間に長女と次女とお花屋さんに行く。子どもたちそれぞれが花束をつくる。一本一本、「これがいい」と長女も次女も気に入ったお花を選んだ。お花屋さんのおねえさんも丁寧に付き合ってくれた。

妻は息子のテストの間におばあちゃんに花を買っていた。

おばあちゃんに花を届けたあと、デパートのフードコートでうどんとラーメンをみんなで食べた。そのあとぼくは昼寝、次女はお隣のお家に遊びに行き、息子は勉強、長女と妻の夕飯の支度をした。

これから餃子を焼いて食べて、お風呂に入って、息子に勉強を教えて寝る。

特にどっか行ったわけでもなく、特別なことをしたわけでもないけど、一日家族でこういうふうに、あたりまえのように過ごす以上に幸せなことは、今のぼくにはない。