義母からもらったチューリップの球根。遅れていたのをあわてて先週植えた。芽が何個も出始めて、日に日に伸びる。一番気にかけているのは次女で、ピンクの象さんのジョウロで朝水をあげる。土に水をあげるようにアドバイス。
保育園にむかって歩きながら、「チューリップはどこからお水を飲むと思う?」と尋ねると、両手首を合わせて、上に手のひらを膨らませて「こうなってる、お花のところ」と答える。
確かに。お花のところがお口だと思うわな。もしチューリップが動物だったら、間違いなく花のところが口だ。
「チューリップはね、土の中の根っこに水を吸う口があるんだよ」と教えたら、意味わかんない、というかんじ。「そうんだ」といっても、全くピンときていない様子。
「でもお姉ちゃんが、土に水をあげすぎたら、枯れるっていってたよ。」
「お腹がいっぱいになったらパーンってお腹パンクするでしょ、あれと同じなんじゃない。」
「パンク?」
「そう。風船に空気ずっといれて膨らませたら、どうなる?」
「パーンってなる。」
「そう、それがパンク。お腹も同じ。」
「ふうん。」
その会話をしていたら、近所の洗濯物を干していたおばちゃんがこっちを向いて挨拶。
もうひとりがいないことに気づいて「一人でも大丈夫?」と心配しつつ、「大丈夫だね、しっかりしてるし。」と励ましてくれる。
お姉ちゃんと一緒じゃない次女は、やけに凛々しくみえるのはなぜだろう。