次女がお風呂で。
「ねぇ、世界で一番お金持ちって、だれ?」
合ってるかわからないが、アマゾンの社長だと説明。石油王とかはさておく。
「お金持ちになりたいの?」
「うん」
「じゃ、何かの社長になるんじゃない」
「社長いやや。デブッチョだもん」
次女が小さいころ、まだお腹がぽっこり出ていたのを「おい社長」とからかっていたことがある。その印象が植え付けられているのだろう。反射的に拒絶した。
「アメリカの社長は、デブッチョじゃないんだよ。かわいい女性の社長もいっぱいいるよ」
「ねぇ、世界で一番かわいい社長って、だれ?」
昨日「大きくなったら一緒に住む」といってくれたこともあり、お金持ちになったら大きな家を建ててねとか、長女がいま将来なりたいのは絵かきだからその絵を買って上げてとかいろいろお願いする。
「いいよ。」
と気前のいい返事。この社長、実に頼もしい。
「でもね、お金持ちになりたいっていうのなら応援するけど、ならなきゃいけないってことはないんだよ。つらかったらやめていいからね。元気で大きくなってくれればそれでよし。」も付け加えておく。何を仕事にするか、のほうがよっぽど大事なのだけど、まあその話をしだすとややこしいし、長くなってのぼせてしまうからその話はもうちょっと大きくなってから。