子だくさん

今日は長女と次女をお風呂に入れるのが21時を過ぎていた。

歯を磨いていたら、もう長女のまぶたはおちてきている。彼女の体内時計は正確だ。妻にヘルプをお願いして先に長女をあがらせる。

次女はぼくが何もいわずに先に上がってからも、ブツブツとコップに水を入れながら何か浴槽で遊び続けている。コップに入れる水は冷たいのがいいとこだわっている。

ガチャっと浴室のドアが開く音がしたので脱衣所に身体を拭きにいく。「先に上がって一人にしないで」とグズられるかとおもいきや、ご機嫌であった。

「何して遊んでたの?」

「家族ごっこ

楽しかったらしい。

「なんの役なの?」

「おかあさん」

「子どもはいるの?」

「うん」

「何人?」

「えっとね、女の子が10人」

男の子は9人で、合わせて19人の子どもがいるらしい。

ダイニングで聞いていた息子が「そんなに?すげー」と素直なリアクション。

祖父のぼくとしてもお年玉は大変だし、いま19人産んだ次女は何歳なのだろう。

「結婚した人は、優しい?」

「優しいよ。いま子どもたちとプールで遊んでいる」

次女にも優しいらしい。幸せそうな家庭を築いていて何よりだ。