続 読み聞かせ

今夜は白雪姫はカエルの王子様の二本立て。これもぼくの小さい頃の本。白雪姫は映画でみてるけど、微妙にちがうところを指摘してくる。毒林檎を食べるまでいろいろある。王子様が現れても、キスではなくてガラスの棺を傾けたらその拍子で腹から毒林檎出て目が覚めたとなっている。

前にも書いたけど、お姫様も王子様も出会ってすぐ一目みて美しさだのかっこよさだので好きになる。次の文では「結婚してください」と時期尚早も甚だしい。いつもその下りをぼくはブーブーいっているから、今夜は長女が先に

「すぐに好きになったらだめでしょ」

とたしなめる。

「そう。まだ一言も話してないのに好きになって結婚してどうなってるんだ。ちゃんと大事にしてくれるかな、それがわかってから結婚してね」。

そして話は結婚しましたメデタシメデタシ、で終わる。

どの大好きなお姫様もたいていこの調子。ジワジワ娘たちの結婚観に影響与えそうな気もして実は教育によろしくないのではないのかと思ってしまう。ひとこと、「『結婚は、ゴールではなく、はじまりだぞ』と王様はいいました」とか最後にあれば、ずいぶんちがうのに。