長女がとつぜん、作詞をはじめて、歌いだした。
その歌詞は書き留めておかなければなるまい。もちろん、すべてひらがなだけど、漢字のアレンジをするのをお許しください、先生。あと、主語の「わ」は「は」にしています、先生。
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『あなたの夢をかなえたい』
あなたの夢は何ですか
わたしの夢は子どもと家族で幸せに暮らす夢
とても豪華なお城でとてもきれいな城に住みたいわ
でもわたしには叶えれません
叶えなくていいのよ
これは夢でもあなたの夢なのに
でもいいのよ
なぜ？
それはあなたが叶えれない夢だからよ
＿＿
何度読んでも「ん？」ってなる。
それがいい。深い、気がする。
あなた、はどんな相手なのだろう。
この歌詞を書いた紙を手に、歌い始めている。
歌いながら、紙に鉛筆でちょこちょこ修正をいれている。
その姿はもう巨匠のオーラ然としている。
やがて、妻とピアノの前でドレミをあてはじめる。
完成。
はじめての作詞作曲。おめでとう。
自信もってやれ。
