はぐたんの世話

「寝てくれたわ」(息子)

息子の夏休みも大詰め。最後の週はサッカー三昧。車庫で手作り椅子に塗装を一緒に施したあと、和室にいってサッカーのユニフォームに着替えにいく。

和室には次女の誕生日プレゼントの赤ん坊の「はぐたん」のぬいぐるみがある。光や振動に反応して、泣いたり笑ったり反応するぬいぐるみ。撫でたり抱っこしたりすると泣き止む。次女と長女が取り合いながら毎日お世話をしているやつ。

そのはぐたん、息子が着替たときの振動だかでエーンエンと泣き声を出したらしい。しばらく和室から出てこない。機械音を発するはぐたんをじっとみながら、どうしたものか思案している。

ぼくは放っておいて、庭にいって芝刈りをしていると、しばらくして、うれしそうな笑顔で窓から顔を出して「寝てくれたわ」とわざわざ報告にきた。

おもちゃと分かっているものの、ちゃんとあやしたようだ。和室に行けばはぐたんはちゃんと布団で寝て、毛布がかかっていた。微笑ましい。おもちゃんだから放っておく、そうはせずに、こういう優しいところがあるのはうれしいことだ。

サッカー教室はいつもと違って、近くの大学生が教えてくれるというもの。2時間満喫したあと、一緒に参加していた友達がその大学のサッカーチームに入っていて、息子を「体験教室においで」と誘う。今夜の19時からまた2時間。喜んで息子は参加して、合計4時間、サッカーをした1日になった。