斉藤さん

斉藤和義のライブに妻といってきた。初めてである。ライブが始まって最初の歌声を聴いたとき「あ、ほんものだ」と感動する。

たまたまローチケでみたら買えたから衝動買いした。てっきり「歌うたい」が聴けるとおもったら、セットリストにない。新しいアルバムがメインのツアーということで、そのアルバムやらを借りて繰り返し聴いて臨んだ。そうしるとどの曲でも「わーほんものだ」と毎回テンションあがるから楽しい。

その中でも一番気に入って聴いていたのは最後の曲で、「月光」。古い曲。歌詞の一節。

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あっちの席でオッサンは言ったよ「オレは百人の女と寝たぜ」

こっちの席じゃ若者が「男の価値はなにで決まるのかな?」

そしたらとなりの女が「そんなの”家族”に決まってるでしょう!」

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この歳になると「うたうたい」よりも「月光」の方が沁みいるな。それでも「うたうたい」は死ぬまでに一度生で聴いてみたいけど。まぁ「虹」とか「青空ばかり」とか「始まりのサンセット」とか好きな曲がみつかったし、聴きたかった曲もアンコールで聴けたので満足なのである。

ちなみに、セットリストを見てライブに臨むのはもちろん邪道である。今回は救われてしまってお恥ずかしい限りだが、ブログにまるごと記載する場合はせめてアンコールは伏せるというのを紳士協定したらどうかな、と思ったり。

ライブの後はいつもぼくが行って妻がいったことがないお気に入りの焼き鳥に連れてゆく。二人だけで外食するのは久しぶりであった。帰ったら娘二人はすでに寝ていて、息子は図書館で借りたマンガを読んでいた。