朝弱いくせに夜更かしするのが日常の長男。図書館で借りてきた本を読んだり、宿題や公文に取り掛かるのが遅くなり終わらなくなって追い込んだり。早く寝て欲しいのに22時になっても寝ない。親からしたらヤキモキする。けど集中しているときは声がかけづらい。妹二人がやっと寝て、落ち着いて集中できるのかもしれない。ときには風呂も入らない。
そろそろ寝るかと本人も思ってから歯を磨いたりパジャマを着替えたりするからなんだかんだ20分くらいそこからかかる。
先にいろいろやっておく、という知恵はいつになったらつくのだろう。言葉で何度もいうけど、いまこの瞬間にやりたいことをやるというロックスターばりのスタンスはずっと変わらない。むしろ言うからやらないのかもしれない。
寝床に行く段階で「父ちゃん一緒にねよ」と誘われる。まだ寝付くには腕枕があると落ち着くらしい。ぼくも祖父の添い寝を随分大きくなるまでしてたからわかるので付き合う。
寝床にようやく入ってもまだ喋ることもあり、その日は「今日、長縄できるようになったんだ」との報告。一人ずつ通り抜けるように飛ぶやつでタイミングが合うようになったもよう。「なんでできるようになったとおもう?」と尋ねても「さぁ」の返事。まぁコツをつかむときというのはそんなものだろう。
せっかく寝付くというのに、トイレか何かでまた2階に行ってしまった。ついでに風呂に入っている妻のところにいき、同じように長縄の件を報告している。妻は寝るのがおそくなってヤキモキしているので「そんなことより早く寝ろ」ということなのだろう、リアクションが薄い。
むしろ2階に戻ったのは母ちゃんにそれを伝えたかったのかもしれない。よほど嬉しいことだったということがわかったので、布団に戻ってきたところで改めて「よかったな」と褒めてやる。二重跳びはまだ数回しかできないらしい。