言い方

2階のぼくのそばにいる次女を下から妻が呼んでいる。次女に何か用があるようだ。このとき、次女に「ママが呼んでるよ、行きなさい」といっても「ヤダ」と返ってくる。余裕がないときはそういわれ、イラッときて「行きなさい」と語気を強めて怒りの感情とともに命令することになる。結果、「イヤだ」と泣いて石のように次女は動かない。ますますイライラして、泣きじゃくる次女を無理やり抱えて下に連れていくことになるという関の山。この悪循環が目に見えておる。

そこでだ。ためしにその日は次女「お〜し、ママが困っているから、助けてあげてくれ!」とミッション風にいってみた。そうすると何ということでしょう素直にうんと速やかに下に降りていくではありませんか。戻ってきてミッション完了を褒めてやるとうれしそうだ。なんというwin-winの好循環。よしこの言い方は使える。三歳だって、命令に従わせる受け身よりも、使命を持たせて自発的な行動を促したほうがすんなり動くのだね。人のために動いてあげようという意識があることがわかりうれしい。