はじめてのご挨拶

昨日保育園にお迎えにいったら、長女と同じクラスの男の子が呼びかけてきて「今日、手紙あげたんだ」といってきた。そうかありがとう。

帰りの車の中であの子は誰だと長女にきいたら、こないだ長女が「結婚したい」といっていた男の子の名前だった。異性から手紙をもらうのは初めてじゃないかな。

考えようによっては、パパも異性からご挨拶されたのは初めてでもある。きちんと挨拶してくるんなんてできた子だな。手紙には「結婚させてください」とはなかったけど。「またおままごとしようね」というなんとも素朴な言葉。

最近、長女は友達とお手紙による交信が増えている。違う保育園に転園した子の家のポストにこないだ手紙を入れたら、昨日返事が玄関に届いていた。長女が「何の動物が好きですか」と聞いたら、それを答えてくれている。

その場にいないときも、だれかのことが頭の中にあって、その場にいなくても、何か伝えたかったりする。スマホに顕著なように、だれと一緒にいるかと、だれとお話しているか、はそれぞれ違う世界で同時に存在しているのだね。彼女のコミュニケーションの世界が広がっておる。

先日の夕食のとき、ママの膝の上にいる長女に、「パパ、結婚したいな〜」といったら、少しこまった顔で間があってから、「パパ、もう結婚してるでしょ」と返事がきた。「そうでした」ととぼけると、その手紙をくれた男の子の名前をあげてその子と「結婚するの」という。いきなり「ヤダ」じゃなくてほっとしつつ、一連のそのやんわりとした断り方や表情が大人っぽくて驚く。

父として結婚相手に求めることは一つ。パパは結婚してあげられないから、パパ以上に長女を大事にする男の子であること。なかなかハードルは高いぞ。でもパパより長生きして、長女のそばにいてあげられるというのはデカイ。