やっぱり我が子

図書館に車で行く途中、選挙の話になって、「オレ、だれが総理大臣になろうと別にいいから、選挙いかんわ」と息子が言い出す。まだ選挙権はないので気の早い発言だけど、それはマズイということで、投票権を一人一票持つという民主主義の重み、みたいなのを一応説明。総理大臣だって一般庶民だって、選挙になったらだれしも平等に一票しか持てない、そういう仕組みになるまでたくさんの人が努力して、このシステムを作り上げた云々かんぬんとオヤジくさい話をする。

興味を持ったかはわからない。ぼくも納税者になるまで興味は持てなかったし、自分一人の力がどうなるものでもないと諦めて投票してこなかった口だったから。


息子は「いままで行ってなかった人は、貯めてた分、一気に使えたりするん?」と口にした。「そうなったら、おりゃーって使えば、面白そうやん。」

それ、父ちゃんも全く同じことを考えたことがある。ぼくが今まで棄権した分をまとめて使う。そうできるようになったら、どう変わるのかな。

それできたらいいのにね、と共感しつつも現実は残念ながらそうなっていないとマジメに伝えたら、また興味が薄れたようだ。
そもそものルールにまず興味をもつその思考回路、手に取るようにわかる。しみじみ、親子だなぁ。