夏休みの計算地獄

息子ががんばって、残っていた計算ドリル地獄をおわらせた。約半分を1日かけて、途中ドラゴンボールに寄り道しながら、ダラダラ延べ7時間くらいかけて。


途中でトイレに何度もいくし、なぜか冷蔵庫の氷を10分毎に1つだけ、口に入れにいく。水分補給らしい。完全に逃げ口上にしている。集中していない。
途中で1回雷を落とした。限られた人生、やりたくないものをダラダラやったら人生がもったいなから、やらなくてもいい。人生の時間を大事にしろと怒った。「限られた人生」というくだりで、息子の目が変わった気がした。まさか宿題をしていて「死」をつきつけられるとは。どうかとぼくも思うけど、結局ぼくのイライラはそこにあった。息子どもたちには、子どものときくらい、やりたいことをやり、やりたくないことはやらない、そんな充実した人生を過ごしてほしい。そして、できれば大人になってもそうであってほしい。

その後、比較的集中していた気がする。
それにしても、なんで算数って、かくも単調な計算を繰り返す計算ドリルが何十年もかわらず続いているのだろう。勉強、特に算数嫌いになれ、っていってるようなものだ。
単純な計算のページではなく、文章題になったら面白がって、集中していた気がする。自然な反応だわね。算数だって、面白いからやる、という流れをつくってあげたい。

寝るとき、やりきった労をねぎらい、ほめてやりながら、息子を腕枕をしつつ話をした。「オレ、いつ死ぬんかな」と聞いてくる。今日の話が効いたのかもしれない。それはわからない、でも命を大事にして、元気に生きて、少なくとも親よりは長生きしてくれ、と切にお願いした。