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大好きなはずなのに

息子、帰宅する。急いでテニスの用意をさせてる。今日は学校で50m走のタイム測定があっり、はじめて理科室に行ったそう。コナンの映画をテレビでやるそうだから、おばあちゃんの家で録画をお願いしたと伝えたら喜んでいる。

50m走は真ん中くらいの速さだったそうだ。昼休みは友人を追っかけまわる遊びをしたらしい。逃げ回る特定の友人をみんなで追いかけるおにごっこの逆。彼も今日は暑くかんじたそうだ。ジャンパーはいらなかったね。

車を走らせてるうちに、元気がどんどんなくなり、もう着くというところで寝る。テニスの開始までは15分しかない。起こすか、15分だけ寝かすか迷ったが、よほど疲れているのだろう、寝かしたままにした。その間にぼくはファミマに腹ごしらえの弁当を買いにいく。腹ペコ。無事送り届けたらたべよう。

テニス教室についたので起こす。いかにもしんどそうだけど、ここまできて欠席はできぬ。しかも振り替えだし。無理やし起こして、ダラダラ歩くのを手を引いて玄関までいく。受付のアシスタントさんが元気が無いので「おやどうした」と声をかけてくれるものの、力のない返事。すでに教室はウォーミングアップがはじまっている。まあここまでくれば、コートに自然といくだろうと彼から離れ、ぼくはいつもの遠くの席に座り、弁当を開ける。

いざ食べようとして息子をみると、内履きを履きながら、泣いている。離れたのがまずかったかな。それとももうすでに教室が始まってておじけづいたか。しかもいつもとは違うメンバーだし。

熱が再発したかもしれないのでおでこに手をやるといつもとおなじ。体調がわるいわけではないらしい。いつもは楽しんで喜んでコートに飛び込んでいるのに、しくしく泣いている。こっちも戸惑う。でも、ここで帰ってしまっては次も足が重くなるかもしれない。心を鬼にして「泣くな、行け。」と突き放す。退路を断たないと、彼も行くか行かないか、迷ったまま泣き続けることになる。

涙が溢れている目でこっちの顔をみて、ぼくが厳しい目をしているのを知り、さらに泣く。振り替えの振り替えにしてもらって、連れて帰ってもいいのかもしれない。心が揺らぐ。アシスタントの方も静観している。

鼻水、というのでトイレに行かせて鼻をかんでこいという。出てきたらスッキリ気分が整うかもしれない。

トイレから出てきて「よし行け」というが、また泣き始めてコートの入り口で立ち尽くす。どんどん練習は進んで次のメニューにいっている。さらに入りづらくなっている。

背中を押すものの、泣いたまま入っていくのもいやだろうから、あまりあせらずに呼吸が整うまで待つことにする。なかなか気分が切り替わらないようで、しばらくしてもまだ泣きやまない。

かわいそうな気になってきたから「どうする?帰ろうか」と水をむけることにする。そしたら少し表情がキリっとなって、首をふり、元気はないもののひとりでコートに中に入っていった。遅れてひとりコートの周りを走り始める。3周くらいして、涙も落ち着いたようだ。

いま、コートのなかで平常に戻った表情で練習している。でも明らかに動きにキレがなく、なかなかボールが返らない。学校でさぞかし燃料を使って、ガス欠なのがわかる。

スポーツの習い事は週末でいいのかもしれない。戻ってきたら、ほめて今日はゆっくり休ませてあげよう。こういう日もあるのだな。