やってやること

まだ子ども3人はキャッキャキャッキャと一緒に風呂に入る。こないだは「365日の紙ひこうき」なる歌を保育園で覚えたのか、3人が湯舟につかりながら合唱していたときはしみじみした。いいものみせてもらった。

「そろそろ身体を洗うぞ、だれが一番?」ときくと全員「はーい」と手をあげる。それが叶えられないと暴れるモンスターチャイルドこと次女が自然と一番になる。兄と姉は、「しょうがないか」的寛容な対応。ほめてあげる。

次女を洗った次に、長男が飛び出してくる。妹の長女はそのパターンか、みたいな静観。これまたえらい。

風呂上がりにこの話をすると、長男の身体まだ洗ってあげてるの?と妻。

「そだよ。『洗って』っていうし」というと、「私は洗ってあげないけどね」だそうだ。

なるほど。もう自分で洗える年齢だし、それでいいのかもしれない。こないだ行った銭湯では、恥ずかしいから自分で洗えっていった。でも生まれてきてずっと続けてきたことでもあるので、なんか完全になくなるのも少し寂しい。

 

長男がまだ身の回りでできないことは、耳かきと爪切りくらいか。教えてないだけで、それらも、ほんとはもうできておかしくないのかな。

こないだも、サッカーのスパイクの靴紐がプレイ中にすぐほどけてるようだから、固く結んでやろうかといったら「自分でできるようになったわ」と肩透かし。いまじゃ本もほぼ自分で読んでしまう。

長女は、ご飯茶碗の最後に残った米粒たちを「あつめて、して」といってくる。スプーンなりでかき集めて、それを口にいれてやる。寝床からまだ1人で降りれないから、抱っこしてあげる。皮膚が弱いから、風呂上がりにお薬と塗ってあげる。絵本も読んでやらなきゃ読めない。とまだいくつかあるけど、ずいぶん楽になった。

次女はまだまだやってあげることばかり。とはいえ、階段は1人で上がってくるようになったり。

 

成長すればするほど、親は暇になるのですなぁ。3人とも小学生になったら、できた空白は何で埋めてるのだろう。

料理と車の運転はまだまだ先がある。さあ今夜は何にしよ。