長男は寝起きがわるい。これは父親ゆずりだから、攻められん。まだ寝てたいのに起きなきゃいけないあのツラさはもう。
早く寝ればいいものを、かといって、最近夜更かしぎみ。昨日は将棋、今夜は釣りの興奮冷めやらぬかんじで寝床でおしゃべり。
もう朝辛いから寝ろ、というと、
「父ちゃん、朝深い眠りのときと、浅い眠りのときがあるんやけど、浅い眠りのときな起こして」
という。いやさ、お前が寝てて、いまそれが浅いか深いかなんてわかんねーよ、とお断りするも、
「浅いときは身体が動いたり、寝言いったりしとる。深いときは、動かない。それでわかるやろ」だそうで。
じゃあ、遅刻しそうでさ、深いときはどうすんのと念のため聞くと、
「無理矢理起こして」。
だからそれすでに毎朝してます。結局そうなるなら、なんなんだこの議論。
「でも、浅い眠りと深い眠りって、5、6回繰り返しとるから、きっと大丈夫や」
とよくわからんポジティブさを捨てぜりふに、寝た。まぁそれほど彼の朝がつらいというのは伝わった。