運動会の季節

運動会のすばらしさ。最も身近な人間の晴れ舞台。最強のエンターテイメントだとおもうわけです。特に保育園の時期は特に、純粋さとひたむきさとあどけなさを兼ね揃えておる。長男が年長の最終学年のとき、破壊力ははんぱなかった。Uターンして、転校して、その新しい環境にもなじみ、友達もできていて、ビシッと旗をふるダンス、少し凛々しさもあって、涙腺が決壊しながらカメラのシャッターを切った。

 

今年もその時期がやってくる。今年は長女と次女。長女のダンスはSMAPのシェイク!がBGMらしい。タイムリー。夏前から決めてたらしく、たまたまらしい。

どんなダンスなの?と長女に聞くと、照れ臭そうに、本番にみてよー、とじれったい。みせてくれない。なにぃ。

でも、少し歌ってみると、身体が反応してつられて踊るあたりのツメの甘さがまたよい。ピンと伸ばした手を大きく振る。顔がほころび、楽しそうだ。その動きの愛くるしさたるやもう直視できない、放送禁止ですそれ。

男の子のときは、幼さのなかにほんのり、逞しさやかっこよさを見出だすことが歓びだったけど、女の子の場合、胸にくる。ただただ鼻の下が延びるだけだわお父さん。

 

足の爪に色を塗って保育園にいきたいといっている。スカートだけで、その下にズボンをはかずに保育園にいきたいといっている。お母さんのゴムで髪を結んで、「みて〜」とまなざしを求めてくる。 日に日に、女子になる。