ちちばなれ、こばなれ

長男をプールのスクールバスのバス停まで見送る。家から徒歩10分、毎朝小学校の通り道だし、一人で行けるから、見送る必要はない。見送りが必要なくなったことを、父のほうがみとめなくないような、未練がましく、ついていく。バス停の待ち時間、話そうとしても、ちかくにいた友達のところにいってワイワイやっている。

そばで見守るというのは、もう似つかわしくなくなってきてるのだろう。友達の前で手を繋ぐのも躊躇してるし。

頼もしいけど、少しさみしい。

バスが来たぞー、と呼んだら戻ってきた。ついてきて、少しは意味があっかな。

「とうちゃん、プール+プールってなにかわかる?」

ん?!といってると、

「プールプールか、ププールル、どっちかね。どちらがいいか、とうちゃん好きなほうでいいよ。」

バスにのってった。バスのなかこ友達とすぐ話して、こっちを見ることもなくなった。

いってらっしゃい。

とうちゃんはププールルのほうが、好きだな。