次女

カウンセリング

「パパ、公務員の仕事、楽しい?友だちいる?誇りをもってる?ほかの仕事したら?」(次女) 夜寝る前にぼくがこたつにいたら。歯医者にいって、なんか言われたみたい。 「パパのたいへんそうな顔みてたら、わたし公務員になりたいと思わないな」 「他の仕事を…

こたつ改良

「ここに、棒が立ってたらいい」 こたつの天板の四隅に柱のように棒が立っていて、天板を浮かせて固定できるようになっていれば、布団と天板の間に隙間ができる。そこにいまこたつの上に載っているもろもろの雑品がしまえてスッキリすると。 次女の提案。 ほ…

小人

カラフルなゴムの小人。両手両足の先にマグネットがついている。お互いをくっつけあう。久しぶりにそれで次女が遊び、「このくらいになれたらいいのに。もっと小さくてもいい」と小人になりたい願望。前も聞いたな。スイカの中に入って、お腹いっぱい食べら…

12歳

長女12歳の誕生日。桜の綺麗なときに生まれた。彼女も家族もあわただしく、写真がとれなかった。初めてのことだ。ケーキも、彼女が食べたいディナーもお預け。 無理やり仕事を早く切り上げて、トランポリンに送る。前日の朝、「明日、トランポリンに行ける…

やさしさ

次女。ぼくが疲れて書院でマルと寝ていると、胸の本を机において、布団をかけてくれた。

読破

図書館で借りてきた星新一さんの文集をあっという間に読んでしまった次女。フィットしてハマったよう。時々声を出して笑っていた。 いくつか、おすすめのを読むように勧められた。『殺人者ですのよ』、『カード』、『勧誘』。賄賂、水商売、殉職。言葉の意味…

のむ

次女の漢字テスト、98点。間違えたのは「のむ」という漢字。お茶を「呑む」と書いた。「呑む」は固形のものをノムときに使うらしい。ぼくも初めて知った。

牛乳

「学校の牛乳、苦手」(次女) 我が家の牛乳は好きらしい。味がちがうと。 学校のは「『農協牛乳』って、書いてある」そうだ。 「高級なの、苦手なのかな」 アハハと笑っていた。 確かに農協牛乳より安いのを主に我が家は買っている。

パパの

朝、小学校の近くまで次女を乗せる。雨が降っている。傘がないから、息子のえの壊れた黒い蝙蝠傘、ぼくがいまを使いなと促す。 「パパのは?」 ぼくは折りたたみがあると言うと安心していた。 黒い傘は不釣り合い。長女の年齢になったら嫌がりそうだけど、「…

父より

「パパ、何時頃産まれたの?」(次女) ぼくの誕生日に。父に聞いたら、覚えていた。 ぼくは確か船橋の病院で産まれた。 「午前中の11時頃だったよ。お父さんは浅草橋のつぶれたスーパーの長﨑屋での仕事を終えてから、駆け付けたけど、お母さんが両手で抱いて…

並木道

妻と次女とぼく3人でファミレスにランチ。次女だけを連れていくというのは珍しい。学校で休みは何してるとか、仲良い友だちはだれかとかを尋ねる。学校生活にストレスはなさそうで安心する。 「登校のとき、何歩で学校行くのかな?」と妻。 翌日。次女は並木…

星新一

次女が好きになるかなと思って借りてみた星新一さんの本。面白がって夢中で読みふけてくれている。よかった。和田誠さんのイラストも、お気にめしたようだ。だれが絵を描いているかにも、気をまわすあたり、彼女らしい。

登校

「並木道、交互に蹴りながらいくと速いだろうな、とか」(次女) 朝。家を出発するとき。「歩きながら登校するとき、何考えてるの?」と訊いたら。思わぬ応え。忍者なのか。訊いてみるものだ。最近会話できてないけど、小さなこのやりとりがかけがえない。

カンペキ

「カンペキな人って、この世にいるの?神様はだれがつくったの?」(次女)

なっとうラーメン

なっとうラーメンなるものが世の中にあり、妻と長女はおいしいと食べている。はまるそうだ。次女は塩、ぼくは醤油。一口味見したけど、ぼくはいいかな。チャーシュー丼のおいしさを娘たちと知ったようだ。

no5

次女は背の高さもクラスで5番目、足の速さもクラスで5番目なんだと教えてくれた。こたつに寝転がってたところに、朝彼女から蔵から降りてきたのをみて。スラっとずいぶん、大きくなったと思って「クラスで大きい方?」と声をかけたら、教えてくれた。

参観日

子どもが起きてるときに、帰れないし、休みもない。かろうじて朝、「行ってきます」の声を聞くくらい。妻の尽力もあり、家庭はまわっている。長女のドライヤーをなかなかしてやれていない。こうして、父の手を離れてゆくのか。 「大丈夫」 小学校の参観日に…

次女の優しさ

「パパ、何年生まれ?」 次女の手紙に涙でた。しばらく遠くで水も食べ物も寝床もままならないところで仕事に旅立つ朝。 「これ持ってって」とカゴを渡される。 中には手紙が入っているようだ。 「あとで読んでね」 ありがとうと伝えて、車に乗って読む。 「…

プランク

プランクを1分、毎日やる運動を妻と始めた。たった1分なのに、足腰プルプル震えてきて長くてしんどい。 息子がもっと負荷がかかるように腰を下げろとかトレーナーをしてくる。 「片足あげるともっときつい」 彼は部活でずいぶんやっていたようで、引退したい…

鼻血

「がんばらなくても、泣かないよ」(次女) 最近、よく鼻血がでる。昨夜は丑三つ時に出た。妻に対応を任せた。 ティッシュを鼻につめて、少し落ち着いて、洗面所に手を洗って布団に戻ってくる。 「おつかれさま」と次女に声かけると「ママにいうといいよ」と即…

左手

次女の寝かしつけのとき、手を握ると左手の甲にたくさん文字が書いてある。「友」という文字もある。 翌日の学校の書き初めで「友だち」と書く。 家で書いたとき、一画目の横棒を紙の上に書いてしまって、二画目の縦のはらいの開始位置があるべきところから…

わさびまき

年に一回の、ニ学期のおつかれさまと一年お疲れさまということで家族で回転寿司にいく。息子も遠慮なから好きなものをたくさん注文するものだから、こちらは高くても300円台の皿以下にする。魚は食べず、イカやかんぴょうやサラダ巻きになる。イカは大好きだ…

雪落とし

屋根に積もった雪を、次女が降ろしてくれるという。中庭に落として、あとでかまくらつくると躍起。除雪スコップでせっせと嬉々としてはたらく。全部はカバーされなかったけど、貴重なかわいい戦力。ありがたい。面倒くさがらず、やらされている消極さもなく…

ついに雪

「雪、うれしいけどいくのたいへん」(次女) 積雪した朝。気が重たそう。雪が降るのを夜は喜んでいたけど、いざ雪が積もり、吹雪いているなか学校に行くとなるとたいへんだったのを、昨日実感したようだ。 「手と足の先の感覚がなくなったよ」 あったかいおで…

置き物

次女が妻とお出かけにいって、置き物をうれしそうに買ってきた。 「990円」 綺麗だとみとれている。アクリルの球体、直径4センチくらいの中に液体と白い粉末がはいっている。真ん中はサンタが立っている。逆さまにして戻すと、中の白い粉がまって雪が降った…

ミルク

ミルク。次女のかわいがるうさぎのゴロンとしたぬいぐるみ。寝るときは一緒。たまに居間や、外にも連れていく。精神安定剤。たまにいないとどこいったと騒ぎになる。 朝おきて、彼女が寝床からでるとき、ミルクにはきちんと毛布を丁寧にかけて、枕をして、優…

アンパンチ

「わたしアンパンマン、好きだった?」(長女と次女) 長女が学校でやなせたかしさんの伝記を読んで、感想文を書くという授業があったと話してくれる。夕食のとき。 「あの長い人生を5行くらいでまとめろっていうのだよ」 無理ある話であるが、彼女なりにはう…

日曜日

次女は彫刻、長女はトランペットとトロンボーンの体験。残るものと残らないもの。そのあと図書館。ファッションデザイナーのお話。お召しものと同様、こちらの気持ちが優しくやる、穏やかな語り口。ただただいいものを作り、次世代に残そうとする姿勢。貴い…

特技

次女が先日合宿で、ボルタリングをした話。意外にも、一番難易度が高いやつをクリアしたのは彼女だけだったと誇らしげ。同じ色のやつだけを使ってよじのぼろなきゃいけないから難しいうんぬん。待っている間に、こうしてこうしてと手と足の引っ掛け方、ぶら…

かけひき

馬もスイミングも辞めた次女。新しいことをやりたいのかというと「いい」。ぼくの懐事情を気にしてくれているのか。ほんとにないのか。 だったら、本を買ってあげようというと、いくつかあるようだ。その話を寝床でしてたら、「わたしも」と横から長女。 「…