教育

学問

「学問って、なに?」(次女)。夕食のとき。勉強より、学問をする方が楽しいという話をしてるとき。いま学校で習っていることは、世界を、自分を解釈する術。過去の幾多の天才たちの人生をかけて得た研究の一端を、分かりやすく得ている。なんとも贅沢な話だ…

扇風機の思い出

「パパむかし、保育園で扇風機のコンセント入れてたよね」 長女が学校で先生から呼ばれて、教室の後ろにある掲出物を取るのを手伝ったらしい。なんで自分が呼ばれたかというと背が大きいから。 「パパを呼んだらよかったのにね」と伝えたら、笑って上の思い…

アイデア人間

1のアイデアをだれかに言ってみたとする。 それを10にする人、1.5にする人、0.5にする人、0にする人、マイナスにする人。反応は人それぞれ。アイデアが耳から入って口から出るときに、それにいくつを掛けるか。人はそれぞれ数字を持っているようだ。 残念な…

まちの楽しみ方

すぐ作れるものは、すぐ消えやすい。 与えるのが先、得るのはあとの人生か、その逆か。あるいは、どちらか一方か。 本を読む姿はみてて美しいが、スマホを触る姿はなぜ醜いのだろうか。 コロナのおかげで街から観光客がいなくなり、自分のもとに街が戻ってき…

読書めも〜『怠け数学者の記』

<怠け数学者の記/小平邦彦/岩波書店/1986> ・物理的実在のほうが数学的なものよりもはっきりした実在であるという考え方が、すでにおかしいと思うんです。なにか数学的実在というものが根本にあって、そのうえにあらゆる自然現象が乗っかっているのだろ…

フライパン世界

いろいろここまでかっていうくらい便利な世の中になって、さらなる進化を目指している。 コミュニケーションは簡単に垣根なく人とつながれるようにもなって、サッサとスクロールして匂いも温度もない情報となって知ってる人知らない人の近況を読み飛ばす。刺…

しなやかさ

コロナ禍によって、副業が解禁されることが進めばいいな。会社で副業を禁止しているところがほとんどだけど、そのリスクが浮き彫りになってしまった。業績が悪化しているときに都合よく正社員のクビを切るわけにもいかず、社員だっていきなりは逃げ道がない…

インフラ人材

インフラストラクチャーとは社会基盤、具体的には水道やガス、電気、道路、インターネットなど生活の基盤になくてはならないものを指すのが一般的な定義とされる。 でもそれを「人の生活に必要不可欠だけど、ありがたみに普段は感謝しないもの。いいかえれば…

スポンジ脳

薪を1時間ほどご近所さんに割らせてもらって、8kmほど走る。頭が空っぽになる。実に爽快な時間だ。頭は空っぽにするから、新しいことが入ってくると誰かがいっていた。そのとおりだとおもう。頭にあるモヤモヤした雑事の数々が、灰汁がぬけたようにスッキリ…

芸を磨け

昨日書いたことの、仕事についての続き。 心を動かしたり、心に残る仕事をするには、「芸」を磨くことが大事だと思う。 芸は何も芸人さんとか芸術家だけのためではない。もちろんその方々も心を動かすことを生業としているので目立つけど、どんな職業であれ…

よくいわれることだけど

肉体には痛みがちゃんと、そこそこ人類共通で搭載されていて、そのおかげで傷つける限度、これ以上やっちゃいけない、みたいなのが社会であった。ヤンキーに人間味があって優しい人が多かった。痛みをちゃんと知っているから。人間の防衛や免疫のために育っ…

学ぶこと

先日読んだ今井先生の本、考える。 学ぶことって、だれにとってもほんとうは面白いことのはずだし、何も学んでない瞬間なんてないはずなんだ。それをそのまま楽しめるようにしたい。 文科省が新指導要領とか、入試の改革で右往左往している。 新しく変わった…

読書めも〜『今和次郎 思い出の品の整理学』

『今和次郎 思い出の品の整理学』(今和次郎著/平凡社/2019) 【鈍才先生】 学問も仕事も、人生とともに永遠のものだ。生きているうちに、これだけはやっておかなければなどと考えたのでは、追われる者の心境になる。鈍才にはその日その日が存在するだけだ…

街への愛着

「街に愛着をもつには、歩かないといけない。郊外とか、車が主体の街は、その街に愛着が湧きにくい」 岩本さんのことば。郊外は、一気に住宅地になっていき、同世代がすみ、一緒に老いる。子どもは帰ってこないとなると、その先は廃墟になる以外にどうなるの…

あたりまえだけど

豊かな生活を送るには、自分が何を豊かだと思うかを知っていなくてはいけない。何かを得ようとする前に。その方がむずかしい。

仕事選び

人生に大きな影響を与える結婚相手と仕事選び。 でも、一般的に結婚相手を選ぶまえに、いろいろ交際してみるのが普通なのに対して、まだ仕事って一度決めたら変えづらいし、就職って交際期間なしの結婚、みたいな感じがある。これはどうにかならんもんかな。…

わからない

「わからない」ということは、とてもいいことで、歓迎するべきことなんだ。 脳みそがチギレて、フレッシュな細胞ができて、世界が広がる。 わからない=学力がない、とみなすのは、よくない。 歳を重ねるほど、オッサンは特に耳が小さく、遠くなる。周りの声…