今日の質問

旅立ち

長女、5日間の研修に旅立つ。1ヶ月以上楽しみにしてきた日。前の晩、お好み焼きを食べながら「緊張してきた」。バスに乗るとき、運賃を間違えないで支払えるかどうかが不安らしい。普段わが街ではバスに乗らない。先に払うのか、後払いかもわからない。 「…

参宮橋

次女が代々木で大一番に臨んだあと、暑さと疲れで早く東京のおうちに帰りたいと。アイス食べさせてあげたくなる。観光客向けでない、街の住民が通う人気のオシャレなところ。友人が参宮橋駅そばの「FLOTO」というお店を教えてくれる。駅から住宅地の細い道を…

夕陽

「何してるの?」(息子) 19時ころ、外出先から戻り、西側のドアから息子と長女と外食にいくぞと声をかける。息子と長女が家から出てくる。そのときのぼくの表情をみて、上の質問。家の西側をみながら腕組みをして、憮然としてたのが気になったのだろう。ブラ…

次女と二人旅

「新幹線って、何メートル?」(次女) 次女と二人、東京に来ている。彼女にとって真新しい世界を、ひとつひとつしげしげと眺める。数々のまっさらな視線による反応、そばでみてて微笑ましく楽しい。 リュックは昔、息子とカンボジア二人旅をしたものと同じ。…

「海に入ってて、海に雷落ちたらビビってなるの?」(長女) 昨夜の雨は激しく、雷も立て続けに落ちていた。蔵で本を読みながら。横で次女が一緒に考えている。

「わたし、算数嫌い。国語は好き」(長女) 3年、4年と新人の担任が担当して、特に4年がひどかった。日本の公立の小学校の先生の水準はここまで下がったのかと悲しくなった。割り算を間違える。それを生徒から指摘される。さらに、保護者とのごくごく基本的な…

ほしいもの

「パパ、ほしいものなに?」(次女) 和室で漢字かきとりの宿題しながら。 「うーん」 「時間?」 「お金かな」 「ママもそういってた」 「ママは、パパがお金もってくるの少ないから悲しいんだよね」 「ちがうよ。パパがんばってるから、ママもがんばらなきゃ…

帰宅

「今日、どうして早いの?」 はじめて、仕事から少し早めに帰宅したところ、階段の上から娘のどちらからか、こう言われた。夜ごはんのとき、いないのが当たり前になっている。

住宅ローン

「だからといって、死なないでね」(長女) 夕食のとき。住宅ローンの説明してて。何千万もこの家のために借りて、70歳まで働かなくてはならない。 「もし、返せなくなったらどうなるの?」と次女。家がとりあげられる。 「もし、死んだらどうなるの?」と続く…

ドラゴンボール

「ドラゴンボールで、だれが好き?」(長女) アクマイト光線のアックマンと、おじいちゃんの孫悟飯。 長女はベジータ。『ハイキュー』では影山といってたな。 「なんかわかるね」とぼく。 「最初冷たいけど、だんだん変わるでしょ」 でも、流川ではないらしい…

昼ごはん

「パパはお昼ごはん、買って食べてるの?」(次女) 朝。職場でどうしてるか気になったのか。 「食堂があって、安くてまずい蕎麦とかうどんとか食べてるよ」 「さいあくじゃん」 「さいあくではないよ。あたりまえ。うまくて高い、これもあたりまえ。安くてう…

知りたいこと

「ドラゴンボールで、知りたいこと、なに?」(次女) 次女はフリーザの年齢。ぼくは亀仙人の生い立ちと答える。

11歳

長女11歳の誕生日。中庭の紅葉は、新しい葉っぱを赤々と広げた。空の青と赤の鮮やかなコントラストが気持ちを晴れやかにする。 今日は早く帰る。夕食を家族5人で食べて、ホールケーキで祝う。プレゼントは「なにかほしい気もするけど、なにもほしくない気…

キツネの目

「キツネの目は、なんで細いの?」(次女) 食卓で。朝食のとき。マルは朝日が当たるところでまどろむのが好きだ。今日は青空で、朝日がさんさんと書院に注いでいて、畳の上で顎をつけている。普段クリクリの目が細くなっていて、見慣れない顔つきになっている…

ひまご

「パパ、ひ孫にあってね」(次女) 彼女の宿題。0歳から8歳までの彼女の様子と、そのときの親の気持ちをインタビューして作文するというもの。0歳のときのアルバムを久しぶりに見返してスタート。みんな小さくてカワイイ、まさに黄金期であった。この時期…

はじめ

「『はじめ、なか、おわり』の『はじめ』の漢字はどうかくの?」(長女) 寝る前に、こたつで。妻、次女、ぼくと意見分かれる。どっちだ。わからなくなる。

平等

「人間って、ほんとに平等なのかな?」(次女) 夕食のとき。身体の大きさとか、得意なことの違いとか、生まれる家庭の経済力とか、そういうのは平等じゃないのではないかと。平等にしようというのは、機会の与え方のことだと伝える。 アメリカに留学している…

満腹

「メルって、お腹いっぱいにならないのかな。ずっと食べられるのかな」 たしかにエサがある限り、ずっと食べてそうだ。 「とんどん太っちゃうよね。そのほうがガリガリより丸くて可愛い」

パジャマ

「パパ、パジャマないの?」(次女) 寝床で。寝かしつけのとき。 「いつもパーカーだもんね」

はじめての絵の具

「人間がはじめて使った絵の具、何色?」(次女) 車の中で。『日曜美術館』で北海道の風景画家の話をみて。「緑色」と長女。 たまたま、ぼくかその日読んでいた本、山極壽一さんと鷲田清一さんの対談のなかで、出てきた。7万5千年前のブロンボス洞窟。赤の鉱…

名前の由来

次女の学校の宿題。産まれたときのことや、名前の由来を調べるというもの。名前には、たくさんの思いを込めた。音も漢字も、いろんな素敵な意図が重なっている。かみしめるように耳を傾けてくれる。次女は自分の名前が大好きらしい。嬉しいことである。 産ま…

腹痛

「走ると、なんでお腹の横、痛くなるの?」(次女) お風呂で。スイミングで、バタフライの練習が始まった。腰をくねくねして、足を同時にバタバタさせるのが新鮮だったそうだ。2級になった。

息子が長女に習字の筆、墨で固まったものをどうしたらいいか尋ねている。「コップに水入れて浸しておけばよい」と長女。キッチンの棚から紙コップをみつけだして、シンクで浸そうとする息子。従順である。 「小筆もそうしたらいいの?」 「小筆はしなくてい…

幻の命

「なんで歌ったらだめなん?」(長女) 車の中で。息子に。 SEKAI NO OWARI に『幻の命』という歌があり、息子は小さいころから好きである。おそらく繰り返し聞いた歌のかなり上位に入る一曲。いつしか娘たちも好きになった。 Live DVDを買ってみんなで車中で…

外国名

「もし、あたしが外国の人だったら、どんな名前つけてた?」(次女) 食卓で。友人でプランチェスコという名を持つ子がいるらしく、自分もほしくなったようだ。

大小

「ものすごく大きい人と、小さい人、どっちになりたい?」(次女) お風呂で。次女は、小さい人になって、ポケットに入りたいそうだ。

いじん

「偉人って、どんな人か知ってる?」(長女) 学校でこのふるさとが輩出した偉人を調べているのだという。 「えらいひと?」 予想どおりの平凡な答えに、あきれたような笑いを鼻から吐いて、 「みんなそういうんだよね。だけど、ふるさとや世界のためにがんば…

家の数

「地球におうち、何個あるかな」(次女) 快晴の週末、マルとメルと妻と娘二人と子ども園まで散歩。帰り道、次女をおんぶする。丘の上の階段から街を見下ろす。並木の紅葉、家々の屋根が夕日に照らされて美しい。次女がこの質問。 しばし考えて、「地球の人口…

夜の散歩

娘ふたりと夜のマルの散歩。結婚式場のライトアップがきれいで、なかで披露宴をしているのがチラッとみえる。娘たち、特に次女がキラキラした目で見てる。自分のときもパパママが来やすいようにここであげるといってくれるが、どこでもいいよと伝える。結婚…

おかわり

「もう一匹わんちゃんいたら、マルいやかな?」(長女) 夕食のとき。大きなゴールデンレトリバーも飼いたい。