人間のごうまん

お留守番をしているメルは帰宅時の車の音がしたら、玄関が開く前から「ピーピー」と大きな声で鳴くようになった。 「すごいねぇ」と思わず感心している。 知っている息子は「そうだよ」とうなずきつつ、しばらくしてから笑いながらこういった。 「人間って、…

インフラ人材

インフラストラクチャーとは社会基盤、具体的には水道やガス、電気、道路、インターネットなど生活の基盤になくてはならないものを指すのが一般的な定義とされる。 でもそれを「人の生活に必要不可欠だけど、ありがたみに普段は感謝しないもの。いいかえれば…

きょうだい

「パパ、きょうだいほしかった?」(長女) 妻の同僚の家は女子4姉妹だという話題から。 「パパもママもそうだったよ」 「そうなん。パパは、きょうだいいないよね?」 「うん」 という流れでこの質問。 「そうおもったこともあるかもしれないけど、おぼえ…

膝の上

続いて、次女がお風呂上がる頃、勉強を終えた長女が入ってきた。学校の帰り道のことを詳しくきく。だれかしら友だちと一緒に帰っているそうだ。ぼくが知らない新しい友だちの名前が出る。「テレビ見てたら、イノシシが、お店に突撃してガラス割ったんだって…

生きる

「ねえ、ずっと生きてる人間って、いる?」(次女) お風呂で。「いないよ。命はかならず、終わる」という事実をいうと、自分も「いつか死ぬ?」と返ってきた。 「いつかはね。ずっと先だけど。元気に長生きしてね。パパのお願い」 「パパは、何歳で死ぬと思…

ストリートビュー

息子がずっとiPadとにらめっこしている。Google Mapのストリートビューをせっせとやって、昔住んでいた東京の日本橋の界隈を歩いている。住んでいたマンションはもちろん、よく遊んでいた蛎殻町公園や通っていた日本橋保育園、公文をみつけて懐かしんでいる…

時制を気にする

次女が明日友だちの家にお邪魔して遊びに行くのを楽しみにしている。今日その子からお手紙をもらったそうで、返事を書いている。ぼくは隣のテラスで蜘蛛の巣をとっている。 「なんて書いたらいいかな」と聞くので「『明日楽しみにしてるね』って書いたら?」…

夕焼けと一輪車

夕刻、メルを朝庭に放ちながら、長女の一輪車の練習に付き合う。長女の左前に立ち、バージンロードを歩く父のような腕の形にする。それに長女が左手でつかむ。一輪車を漕ぐ歩調に合わせて、ぼくも動く。動く手摺り。まさにバージンロードを歩くようなペース…

新しい息抜き

息子が勉強の息抜きとかに、自転車で付近を一周しにいくようになった。 「おれ、自転車好きや」 ぐるっと住宅地界隈を一周、30分ほどで返ってくる。山道だし、樹も多いし見晴らしもよいし、サイクリングにはもってこいである。 「父ちゃんも、自転車の時間…

堅さ

「ねぇ、骨と石。骨の方がかたい?」 長女が次女に骨の方が堅いと教えていた。燃やしても骨は残るというエピソードから、骨はとても堅いと思ったそうだ。 でも、正確には石にぶつかって骨が折れることもあるから、そのあたりを訂正。 「石って、最強やん」と…

当番

「明日、当番だ。やだなぁ」と長女。寝床で。 聞けば朝の会や授業の開始や終わりの号令をするそうだ。なんでいやなのかは聞かなかったが「大きな声を出せば良い」と励ますとリハーサルのごとく寝床で発生し、妻に「シー」と制されていた。担任の先生とたくさ…

住む場所

「ねえ、大きくなっても、親と一緒に住んでいいの?」(次女) お風呂で。「大人になったら、この家を出ていかなきゃいけないの、寂しそうだな」と想像していた。「パパとママの方が、さみしいよね」と言ったあとの質問。 「もちろん、一緒に住んでもいいよ…

おとな

「ねえ、どうして大人って、大きくなるの?」(次女) お風呂で。歯を磨いてあげながら。 長女がメルが測ると190gあったとビックリしたという話の流れのなかで。 ぼくが20歳で大きくなるのは止まったというとびっくりしていた。20歳でそんなに大きかったのか…

好きな分野

「父ちゃん、分野なにがすき?」(息子) 理科の分野のことであった。「物理」と答えたら、「おれ、化学好きや」とのこと。理科の実験が好きらしい。 「家に実験室あったらいいのに。」 炎の炎色実験をもっぱらやってみたいそうだ。

ねがい

保育園に送ると、大きな笹の木に沢山の短冊がかけてあった。 「そういえば七夕だね。」とぼく。 次女の短冊をまだみていない。 「ここにあるよ。はしご登ってみてごらん」と次女。 ぼくの背丈のやや上にぶら下がっていて、それをめくると「あしがはやくなり…

一番みたいもの

寝る前。お風呂に入れてドライヤーで乾かしたメルをぼくが胸に抱いていると、周りに子どもたちが集まり、メルをなでる。3つの顔がぼくの周りでニコニコしながらメルを可愛がる。 次女が「パパ、一番みたいもの、なあに」と聞くから、少し考えて「子どもたち…

「ねぇ、なんで、おじいちゃんおばあちゃんになったら、腰曲がるん?」(長女) ファミレスで。 「曲がった方が、楽なんじゃないの。」とぼくが返すと、長女と次女テーブルの周りでやり始める。腰を曲げてみたときと、まっすぐなときを比較する。 「まっすぐ…

食べ方

はじめてのスイカ。ふんぱつして1個まるごと買った。2000円也。ものすごく高いが、その分子どもたちはめったにないことなので大喜び。それだけで元を取ったといってよい。食べきれないくらいだから、我慢を強いる必要もない。その喜びを噛み締められる程度…

スイミー音読

長女が大きな声で、教科書の『スイミー』を音読している。宿題のようだ。音読ライブの声優さんかというくらい、一字一句に感情を込め、ときに振り付けさえもついている。『スイミー』は小さなころに読んでぼくが最も印象に残っている大好きな絵本の一つだ。…

十字ダンス

前、後ろ、右、左。ファミコンの十字キーのコマンドのような指示。それをランダムに並べ、大きな声で唱えながら、身体をその方向に動かす。そんなダンスを長女が考案した。紙に順番が書いてある。次女に「練習ね」といいながら振り付ける。次女は漢字が読め…

まけた

次女発熱により、保育園を休んでの看病。少し元気になったので、マンカラカラハやブロックスをやると、普通に負けた。うれしそうである。「こうしたらこう」とブツブツいいながら考えているし、ぼくの立場だったらどうするまで考えてくれる余裕もある。頼も…

よろしくな

息子がテニスや水筒のカバー、チャックが壊れたので買い替えて新しいのが届いた。かれこれ5年ぶりの新調。息子もうれしそうである。 「新しいコンビやぞ、よろしくな」と、水筒本体と水筒のカバーを挨拶させている。 こういう場面をよくみる気がする。先日…

カラス

「ねぇ、パパは自分のどこが好き?」(次女) お風呂上がりの洗面所で身体を拭いてあげてたら。即答できない。考えても出てこない。 「かわいい子どもが三人いるところ」とこたえた。カラスの歌みたいだ。 次女は自分のこと「ふつう」だそうだ。

梅ジュース

「梅ジュースつくってあげる。」 次女が仕込んだ梅シロップの瓶。長女のものと区別するために、おのおの、かわいい目印のメンディングテープが蓋に貼ってある。 それをパパに作ってあげると瓶を持ち出させ、コップに入れて水で割って薄めてかき混ぜる一連の…

過保護

「ねえなんで、人間の髪はすぐ渇くのに、メルの毛はかわかないの?」(次女) 娘二人とメルをお風呂にいれて、一緒に上がる。ビショビショのメルをドライヤーで乾かしていたときに。ぼくが膝の上に乗せて、左手でメルを包みながら、右手でドライヤーを持って…

ドラムとチア

「ドラムって楽しそう」と息子がいいはじめた。youtubeで『前前々世』のPVをみて、そう思ったそうだ。 「父ちゃんも、ドラムいいなと思ったことある。できたら楽しそうだな」と返す。ぼくは音楽はカラキシだから、その分、そういう興味の芽は大事にしてあげ…

ひょうたん

「ひょうたんって、あの水筒みたいなやつやよね?」(息子) 新聞読みながら。木の実なんだねと驚いていた。どんな記事なんだろう。 Kindleで偉人の失敗列伝を楽しそうによみ、音読して共有してくれた。アインシュタイン、ピカソ、野口英世、ウォルト・ディ…

アイロン時間

「ねえ、こういうピンとしたものにして。」 長女から頼まれて、アイロンで彼女が学校にもっていくお気に入りのハンカチをきれいにする。角が揃って、折り目もきちっとついたやつが隣にあって、それと同じようにしてほしいという。クシャクシャのハンカチをも…

最近聞いてなかったので、娘たちに聞いてみたら、長女は「動物のお医者さん」に、次女は「キャビンアテンダント」になりたいそうだ。獣医さんなら北海道大学だなと進めると、長女は「北海道は大きなクマがいるからいやだ」と拒絶。獣医になりたくても、大き…

なま板

「なんで、まな板って、なま板じゃないの?」(息子) 「まないた」で変換すると、たしかに「生板」と出てくる。