窓の外

朝起きて寝床で。妻が「海、はっきり見えるよ」とモニョモニョ起きかけの娘たちにいう。寝床には横に細長い窓が走っている。 窓をのぞきこみ、「ほんとだ」と長女。 まだ寝ている息子に「ねえ」と起こしがてら伝える。息子も身体を起こすついでに気になって…

いい朝

いい朝だった。快晴で、道端にはなごり雪。久しぶりに次女を自転車に乗せて保育園にいく。長靴はぼくが持っていくことになり、彼女は白いいつものスニーカーを履く。 視線の一番奥、山並みの最後部に今日はくっきりと白い山の頂部が見える。なかなかない日だ…

読書めも〜『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

<ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディみかこ/新潮社/2019> ・実は、英国の中学校教育には「ドラマ(演劇)」というれっきとした教科がある。(中略)日常的な生活の中での言葉を使った自己表現能力、創造性、コミュニケーション力を…

読書めも〜『岡潔 数学を志す人に』

<岡潔 数学を志す人に/岡潔/2015/平凡社> ・道義の根本は、ややもすれば自分を先にし他人をあとにしようとする本能をおさえて、他人を先に、自分をあとにすることにあるといってよい。子供についていえば、数え年5つぐらいになれば他人の喜びはわかる…

息子の根性

次女につづき、息子が胃腸炎にかかった。お腹も痛く、吐き気ももよおし、熱もあるようだ。にもかかわらず、日曜日の漢字検定の試験は行くといってきかなかった。別に義務でもないし、休むことを勧めたが「いやだ。いきたい」と。 まちなかの会場まで車で送る…

お金、仕事、自由

寝床で。次女から「なんで仕事したらお金もらえるの」という質問から始まり、仕事とお手伝いの違いとか、ものをもらうときにお金をもらうときとそうでないときの違いとか、どんどん深みにはまっていく。 「『ありがとう』といわれるときに、お金をもらえるの…

天気予報

車で黄昏の空をみながら、次女が「晴れているところもあれば曇りのところもある」とつぶやく。 「ちょっと晴れて、ちょっと雨が降るかな。」 明日の天気を読んでいる。 2月だというのに、晴天になることもあるから、実に珍しい冬だ。もう夕庭の椿が赤い花を…

ブラックホール

「ブラックホールに吸い込まれた人、どうなるん?」(長女) お風呂で。大きな掃除機に飲まれるように、ものすごく怖い存在のように想像しているようだ。 「別の世界が広がってるんじゃないかな。行った人、だれもいないけど」 「野原が広がってくれてたら、…

空と宇宙

「ねぇ、月にうさぎって、ほんとうにいるの?」(次女) 長女と次女を公文に送った直後の車の中で。 「だれも、まだみたひとはいないね。いるとおもう?」 「いるとおもう」 「空って、どんなに高くいっても、ずっと空なの?」 空は青い天井のように考えて、…

最初の人間

「ねえ、一番最初に生まれた人って、誰?」(長女) 寝床で、ねかしつけのとき。長女からの質問は最近わからないことばかり。こないだもあったけど、わからなすぎて何を質問されたか忘れた。それを長女にいうと、彼女も忘れたらしい。一緒になって思い出そう…

チョコ

何人かの次女の友人が昨晩、家にクッキーやチョコを届けてくれた。次女もうれしくなって、あげたい子をリストアップして、急遽妻とクッキーを焼くことになった。妻も疲れているので、別にやらなくても、と思ったけど、乙女心をわかるのだろう、がんばってい…

読書めも〜『人間の愚かさについて』

<人間の愚かさについて/曽野綾子/2015/新潮新庫> ・死者のことを小説の題として「愛された人」と表現したのは、確かイヴァン・ウォーだったと思う。(中略)家族の遺体の出ない人は、行方不明になってはいても、どこかで生きているのではないかと考える…

台風

宿題の自学で、息子は「台風はなぜできるか」を調べて書いている。 「コリオリ力って、しってる?」 聞いたことあるような気もするけど、忘れている。 「遠心力みたいなもんじゃないか」とぼく。 「慣性力って、書いてある」とiPadをみながら答える息子。 「…

はじめてのスキー

先日の友人家族とのスキー合宿で、次女はスキーデビューをはたした。午前の部、午後の部、両方親元を離れてスキースクールでがんばる。親としてはどうなるか不安だったけど「やりたいという意欲は一番」あったそうで、積極的に楽しめたらしい。 少しだけ直滑…

びっくりばこ

長女が学童で「びっくりばこ」を作って持って帰ってきた。手のひらサイズの白い紙の直方体で、ストローが刺してある。それを口で息を吹き込むと、中の傘袋が膨らんで、箱からニョキッと膨らんだ傘袋が出てくる仕掛け。 家でそれをみた妻がひらめいた。職場の…

ゴウタ

寝床にはぬいぐるみがたくさんある。その中の一つは、イケアで息子がまだ小さいときにかったダックスフンド風のベージュの犬のものだ。「ゴウタ」という名前がついている。息子は10年近くのつきあいになろうか。愛着がまだあって、寝る時も横にいる。 息子…

心配レース

今日はぼくの帰りが遅くなって。妻が夕食をつくって食べさせていた。 帰ったらみんなの夕食が終わった頃で、次女が食卓の上をきれいに掃除し、長女がご飯運びを手伝い、息子が落とした箸を拾ってくれたと喜んでいた。 昨日の夜、妻は熱があった。先に寝てい…

なぞなぞ

次女からのなぞなぞ。 「クジラと、イルカを、いっしょにとるには、どうしたらいいでしょう?」 ニコニコしながら、うれしそうに出題。 妻と長女は答えをしっているらしい。ぼくが「わからない」とウンウンうなっていると、長女が「教えてあげよっか?」と横…

ニベア

最近乾燥しているのか、長女の肌がカサついて、かゆいそうだ。お風呂や寝床で腕や背中をさすってやる。かわいそうに。背中はすこし皮がむけて、血がでている。 ニベアの乳液がいまのところ救いだ。ほんとうは皮膚科につれていってあげたいのだけど。こないだ…

おみくじ

朝、保育園に次女を送るとき。彼女は土間のストーブの前、ぼくは横の和室で洗濯物をたたんでいる。 「ねえ、おみくじで、一番よくないのって、『小吉』?」 「ううん、凶だね」 「きょう?きょうきち?きょうってなに?」 「ううん。きょう。よくないってこ…

冬将軍

やっと、雪がまともに降っている。ちょうど、明日は次女が自然体験教室で山にいく。おおはしゃぎで窓の外をみている。車に雪が積もっていて「車さむそうだね」と心配している。心配はカモのメルちゃんにも及ぶが、長女が「雪の中でもカモは生きていける」と…

習字

長女がいよいよ習字を習いたいというので、さすがになにかひとつ、やめないと、となる。経済的にも、時間的にも。はじめは公文の国語と妻の発案だが、長女はしたいらしいので、それよりサッカーだろうと提案。サッカーも楽しんではいるが、しばらくして「サ…

息子と将棋

息子を将棋の大会につれていくのはもうかれこれ5、6年になる。何を隠そう、一度も勝ったことがない。記念受験ならぬ記念出場が続いている。小5になっても状況かわらず、そそくさと負けて、プロ棋士に対戦してもらえる「指導対局」に回る。ほかをみると低…

路線バス

今日は二月とは思えない、春のようなうららかな晴天の日であった。息子が将棋大会にいくので、妻と家を先に出て行く。 追っかけて娘たちとぼくが出かけるのだけど、妻から「バスでいったら?」という提案。なるほど。普段は自家用車で街中までいくから、娘た…

読書めも〜『暇と退屈の倫理学』

<暇と退屈の倫理学 國分功一郎/2011/朝日出版社> ・定住によって新しいものとの出会いが制限され、探索能力を絶えず活用する必要がなくなってくると、その能力が余ってしまう。この能力の余りこそは、文明の高度の発展をもたらした。が、それと同時に退…

スネ

「パパのスネって、固い?」(長女) お風呂で。プニプニのスネでは人は立てない。 バスケから帰ってきてもまだ起きてて、一緒に入れた。手作りの表彰状を作ってくれていた。「サッカーいくときも、帰ってきてからも、『いってらっしゃい』と『おかえり』を…

ハートの色

寝床で。長女は眠気の限界で先に布団に倒れ込んで寝つく。次女はまだ元気で、ぼくの背中を足で踏むマッサージをしてくれる。だいぶ重みが出てきた。 おならがしたくなったので、勢いよく発射させてもらうと、次女が笑って「茶色のハートがお姉ちゃんに向かっ…

親を超えた日

テニス、図書館の帰りに友人の工房の内覧会へ行き、そのあとやっと、16時ころに息子と食事。図書館で妻娘たちと待ち合わせて、一台車を駐めさせてもらったまま工房へ行き、その一台で家に帰ってから、車を放置してきたことに気づく。出戻り。それもあって腹…

昇級

いよいよ息子、今日からテニス教室、ひとつ上のクラス。はりきっている。がんばれ。

朝のダンス

朝、長女が学校に行く前に「パパとギューしたい」といって近寄ってくる。今朝はぼくはやらなきゃいけないことがあって、PCにずっと向かっていたので相手ができなかったから、物足りなかったのだろう。喜んで。 抱きしめながら身体をスイングさせて「だいすき…