運動会

息子は5年生になったら運動会に積極的にいろいろ関われるようで、練習が楽しそうだ。放送委員なこともあり、マイク実況もするらしい。毎年「赤団負けるな、白団はやいぞ」みたいな定型のセリフを繰り返すだけなので、あれどうなの、と指摘したら「じゃ、実況みたいのやるわ」と張り切っている。がんばればいいけど、「だれも傷つけるなよ」とアドバイス。新しい試みなので、事前テストがあるらしい。

6年生の応援団長をみて「楽しそうだ」と来年自分もやってみたいという。これまであまりそういう人の前に立つのは積極的なかんじじゃなかったので、少し驚いた。いいことだ。

騎馬戦もあるらしく、身長が高いから6年生の組に徴兵されたようだ。その分、上に乗るらしい。ぼくはいままで下しかしたことがないからうらやましい。

「来年、おまえデカイ方だから下になるから、上は今年だけだろう。楽しめよ。」

「うん。でも今日の練習で、一瞬で取られた。」

相手の帽子を引っ張る角度がうまくいかず、手こずっている間にやられたらしい。

がんばれ楽しめ。

 

芝刈り機の名前

今日は妻が娘たちとお風呂に入り、長女と次女が上がるところをぼくがタオルを持って待ち構えて拭いた。

次女を先に拭いていると、お風呂の中から曇ったガラス扉に「あがるよ」と長女が指で字を書いて教えてくれた。ちゃんと、こちら側に左右があっているように反対向きにかいている。「あ」以外は。

今日は次女が自然体験教室で、山登りにいったそうだ。4番目にてっぺんい行けたと誇らしげ。

夕方に夕日をみながら庭の芝刈りを二人は手伝ってくれた。芝刈り機を押したいと積極的で、大助かり。長女が芝刈り機に「ペコちゃん」と名前をつけていた。

疲れていたのだろう、次女はすぐに寝た。

長女は遅くまで公文をがんばっている。

仕事選び

人生に大きな影響を与える結婚相手と仕事選び。

でも、一般的に結婚相手を選ぶまえに、いろいろ交際してみるのが普通なのに対して、まだ仕事って一度決めたら変えづらいし、就職って交際期間なしの結婚、みたいな感じがある。これはどうにかならんもんかな。インターンシップとかバイトとかはある。でもあれはやっぱり会社からしたら、結婚してほしいから本性は出さない。釣った魚に餌ややらない会社もあるだろう。

だから、子どもたちに早いうちから仕事選びを意識させる環境をつくりたいとおもうのである。

わからない

「わからない」ということは、とてもいいことで、歓迎するべきことなんだ。

脳みそがチギレて、フレッシュな細胞ができて、世界が広がる。

わからない=学力がない、とみなすのは、よくない。

歳を重ねるほど、オッサンは特に耳が小さく、遠くなる。周りの声が聞こえなくなって、考え方が固定し、変えられなく。余計なプライドも邪魔し始める。

ぼくが尊敬するご年配の方はみな、若い声に耳を傾けて、それを糧に新しい発想を得て、仕事に活かしているということに気づく。脳がアップデートしつづけているかんじだ。なかなかできることじゃない。でもだからそこ、何歳になっても社会から必要とされ、多くの人たちから慕われる偉大な存在なのだろう。若いままなのだ。

子どもたちはわからないことばかりだ。わからないことがみつかったら、新しい世界への扉が開くいいきっかけなんだというつもりで接しなけれればいけない。

 

母の日の手紙

母の日だからそれぞれのわが子に手紙を書くようお願い。「ありがとう」と思うことを列挙させてみたら、ご飯つくってくれたり、掃除してくれたり、洗濯してくれたり。

妻が「なんか、もっとないの。それ、家政婦さんもできること」と不満げなので、手紙を書いている息子と長女にぼくが「もっと、そもそもがあるやろ。11年前と、7年前とか。ママしか、できないこと。」とヒントを出してみたら、ふたりとも「うーん」と考え込んでしまった。

洗面所にいた次女が、「産んでくれてありがとうだ!」と真っ先にひらめいた。日頃からおもうけど、この子は勘が鋭い。長女はそれを思いつかなかったこと、先に言われたことが悔しかったのか涙ぐむ。ママへの思いがあるだけに悲しかったのだろう。

息子は妻から「大好きだよ」と「これまでの思い出」を書き足せと言われて、書いていた。「これまでの思い出」は10分くらい考え込んでいた。こないだ二人でステーキを食べにいったことと、かつてハワイにいったことを挙げていた。

胸キュン

忘れたくないから書いておくけど、最近忙しくて、夜子どもたちが起きている間に帰れないこともしばしば。妻によると、長女は「パパに会いたい」とたびたびいってくれるそうだ。申し訳ないけど、愛しすぎる。

朝起きた時にぼくのそばにやってきて、しばらくギュッとしてやるんだ。

大人にまざる

先日、東京から友人一家が泊まりにきてくれたときに気付いたこと。長女は大人と一緒にいるのも好きらしい。BBQの準備をしたり、お酒を飲んで大人だけで話をしているとき、長女は子どもたちのところにいかず、大人に混ざっていた。大人が話すことを聞いたり、それぞれが何かしようとしていたらそれを手伝うように気を回したり。何もかもが興味津々のようだ。

その様子をみて、友人が言った。「わたしも小さい時、大人の輪に入るの、好きだったな。何か役に立つのが楽しくて。」

友人はいま東京で社会に必要とされている新しいビジネスを立ち上げたり、バリバリのキャリアウーマンになって活躍している。早計だけど、長女もそんな素敵女子になるのかな、と妄想したら、とても心強く思えた。